パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスペイン代表FWマルコ・アセンシオに、ベンフィカが関心を寄せているようだ。31日、ポルトガル『SOMOS FANATICOS』が伝えている。


 現在29歳のアセンシオはマジョルカの下部組織出身で、2013年にトップチームデビューを果たした。2014年12月に強豪レアル・マドリードにステップアップし、以降はマジョルカとエスパニョールへのレンタル移籍を経験。2017-18シーズンには、“白い巨人”の一員として公式戦53試合出場11ゴール7アシストをマークした。以降も一定の出場機会を掴みながら同クラブで活躍を続けたが、2023年7月にPSGへの加入を決断。今年1月からはアストン・ヴィラにレンタル移籍すると、半年間で公式戦21試合出場8ゴール1アシストの成績を残した。

 アストン・ヴィラは6月30日、アセンシオがレンタル期間満了に伴い、所属元のPSGに復帰することを発表。PSGとの現行契約が2026年6月までとなっている同選手に対しては、トルコの名門フェネルバフチェが関心を寄せており、一部メディアはクラブ間での合意を報じている。

 そうしたなか『SOMOS FANATICOS』は、アセンシオがPSGの構想から外れていると説明しつつ、ベンフィカが獲得を画策中と指摘。加入に近づいていたポルトガル代表FWジョアン・フェリックスがアル・ナスル(サウジアラビア)への移籍を決断したため、代役としてアセンシオに白羽の矢が立ったと主張した。また、ベンフィカはPSGに1100万ユーロ(約19億円)のオファーを提示した模様。クラブ首脳陣はアセンシオの獲得に自信を持っているようだ。

 フェネルバフチェへの移籍には否定的な姿勢と噂されるアセンシオだが、ベンフィカとの交渉は順調に進んでいくのだろうか。

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