現在32歳のポグバは、2009年に母国フランスからイングランドに渡ってマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに入団。2011年9月にトップチームデビューを飾り、翌年の夏にユヴェントスへとフリートランスファーで移籍した。以降は加入1年目から主力に定着し、フィジカルとテクニックを併せ持った世界屈指のセントラルミッドフィールダーに成長。その後はマンチェスター・ユナイテッドへの復帰を挟みつつ、2022-23シーズンから再びユヴェントスに加わった。
しかし、“ビアンコネロ”での2期目は負傷との戦いに。さらに、2023-24シーズンのセリエA開幕戦に行われたドーピング検査では陽性が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)より4年の出場停止処分を科されてしまう。結局、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピング物質の「誤摂取」を認め、ポグバに対する処分は18カ月に軽減されたものの、2024年11月末にユヴェントス退団が発表された。
そうしたなか、今夏にモナコと2年契約を締結したポグバ。加入後は個別メニューで調整を続けていた同選手だったが、ついにボールを用いたトレーニングを再開したようだ。モナコはクラブ公式Instagramに「復活へ向けて着々と準備中」とメッセージを添えつつ、トレーニングに励むポグバの写真を5枚掲載した。一方『フット・メルカート』によれば、依然としてチームメイトとの全体練習には合流していない模様。入団時にチアゴ・スクーロCEO(クラブ最高経営責任者)が発言した3カ月の準備期間を待つ見通しと報じている。
【画像】トレーニングに励むポグバ