◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(21日・甲子園)
巨人・田中瑛斗投手が火消しに成功した。5―4の7回2死一塁から登場し、3番・森下をフルカウントからの151キロ、高速シュートで遊ゴロに封じた。
5―2と3点リードの7回から巨人は2番手として中川を投入した。しかし無死一塁から木浪に適時三塁打、2死三塁から中野に適時内野安打を許し、一気に1点差に詰め寄られた。同点、さらには逆転のムードも漂う敵地・甲子園で大きな仕事を果たしてリードを守り切った。
日本ハムから現役ドラフトで加入した田中瑛は試合前時点で17試合に登板し、既にキャリアハイの10ホールドをマーク。阿部監督も認めるシュートボールを武器に“右殺し”として期待されており、この日は巨人戦で打率4割5厘、4本塁打と打ちまくっている森下を見事に抑えて仕事を果たした。