◆JERAセ・リーグ 阪神4―5巨人(21日・甲子園)

 約1か月ぶりに先発を託したビーズリーのダブル不敗神話が崩れた。3回0/3を6安打2失点でKO。

23年に来日してから5勝無敗の甲子園で17登板目、無傷の4連勝中だった得意の巨人にも8登板目にして、ともに初の黒星を喫した。藤川監督は「見ての通りですね」と静かに受け止めた。

 助っ人右腕は毎回得点圏に走者を背負い、4回につかまった。先頭の中山に四球を与えて続く甲斐に左前打を許すと、浅野に左翼線適時二塁打を浴びて先制点を献上。指揮官はここで交代を告げた。2番手・富田も2点を失い、この回だけで重い4点。ビーズリーは「最後のイニングは言い訳できない」と唇をかんだ。

 チームの連勝は3で止まり、2位・広島とのゲーム差は1に縮まった。それでも打線は2戦連続2ケタ安打で4点と粘りを見せ、球児監督は「地道にそのゲームを集中してやっている。また、あした」と切り替えた。宿敵相手に開幕4カード連続の勝ち越しを目指す。(小松 真也)

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