【楽天】プロ初サヨナラ打！　宗山塁は歓喜のウォーターシャワーでびしょぬれに「これはしょうがない」と笑顔
９回１死三塁、サヨナラ犠飛を放った宗山塁はファンの声援に応えた（カメラ・上村　尚平） 画像（1枚）

◆パ・リーグ　楽天２Ｘ―１西武（２２日・楽天モバイル）

　楽天・宗山塁内野手がプロ初のサヨナラ打を放った。「７番・遊撃」で出場。

９回１死三塁から中犠飛を放ち、息詰まる接戦に終止符を打った。連敗を３で止める一打に「落ち着いて打席に入って、しれがいい結果になってよかった」。ベンチから飛び出してきたチームメートから水をかけられて祝福され、「あそこでぬれたい人はなかなかいないかなと思うんですけど…」と笑いながら、「水を持ってみんなが走ってくるのを見て、もうこれはしょうがないなと思った。でもうれしかったです」と再び笑顔。１人では初めてのヒーローインタビューにも「球場全体の、ファンの方の声援を独り占めしたような感じ」と振り返った。

　７回の第３打席は、前打者が申告敬遠された２死一、二塁と勝ち越しのチャンスだったが空振り三振。悔しさを糧に、サヨナラの場面では２ストライクと追い込まれながら食らいついた。三木監督も「さまざまな経験をして場数を踏むことで力がついてくると思う」と、今後に期待をかけた。チームの中心となりつつあるドラ１ルーキーが、これからも勝利につながる一打を何本も放つ。

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