◆JERAセ・リーグ 阪神2―3巨人=延長11回=(22日・甲子園)
阪神・藤川監督はフゥーと息を吐き、1点差負けを受け止めた。伝統の一戦は前夜に続く4時間超えの死闘。
2―2の延長11回に来日2登板目のネルソンが2死二塁のピンチを招き、門脇に右中間へ勝ち越し三塁打を浴びた。この日は、今季18試合で防御率0・53だった桐敷が左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消。ブルペンを支える左腕の不在が響いた形だが、指揮官は「何かが足りずにあと一歩、というところは全員で」と一丸で乗り越えることを求めた。2位・広島が0・5差に接近。首位の座は簡単に譲らない。(中野 雄太)