◆東都大学野球春季リーグ戦 最終週第2日▽東洋大3―2中大(23日・神宮)
3季ぶりに1部へ昇格した東洋大が中大に連勝。7勝5敗の勝ち点3で3位のAクラスに食い込み、全日程を終えた。
Bクラスの3校からはしっかりと勝ち点をもぎ取ったが、上位2位校の青学大、亜大との差を感じた春だった。井上大監督(51)は「ちょっとの差かもしれませんが、打撃陣に関してはバッティングカウントでどれだけ仕留められるか。青学さん、亜細亜さんはミスショットが少ない。投手陣は四球をいかに減らせるか。(四球を)出してもいいけど、出したら抑えてくれと」と現状を分析した。
多くの収穫と課題を手にした今春の12試合。「秋、戦うために夏は地獄の練習をします。もう一段階上げないと、青学さんや亜細亜さんには勝てない」と指揮官。名門「TOYO」復活へ、鍛錬の夏を迎える。(加藤 弘士)