◆パ・リーグ 楽天―日本ハム(23日・楽天モバイル)

 楽天・浅村栄斗内野手が通算2000安打を達成した。1回1死二塁、日本ハム・山崎のカットボールを右前へ運ぶ先制適時打で節目に到達した。

記念のボードを掲げ、万雷の拍手を送るファンに頭を下げた。

 浅村の2000安打は23年8月26日に達成した中日・大島以来、史上56人目で、平成生まれでは初となった。プロ初安打は2010年3月31日のソフトバンク戦、岩崎からの二塁打。そこから約15年にわたり積み重ねてきた。

 残り36本で迎えた今季は開幕2戦目で初安打し、その後コンスタントに安打を積み重ねた。4月22日の日本ハム戦では通算300本塁打も達成した。しかし残り9本とした4月27日のソフトバンク戦後、自己ワーストとなる35打席連続無安打。あと2本の状況からも17打席連続無安打とペースが落ち、5月20日の西武戦を欠場して連続試合出場は歴代4位の1346試合でストップした。“生みの苦しみ”を味わったが、フルスイングを身上とする鉄人が、本拠地の楽天モバイルパークで大台に到達した。

 偉業を達成し「2000安打を達成できたこと、とてもうれしく思います。この世界に入った時には、2000安打に到達することができるとは思ってもいませんでした。苦しい時期やうまくいかないこともたくさんありましたが、ここまでやってくることができたのは監督やコーチ、周りの人たちの支え、そしてなによりも妻と子どもの支えがあったからこそです」とコメント。

「節目の1本を打つことができましたが、シーズンはまだまだ続きます。これからも一本一本ヒットを積み重ねて、優勝を目指して頑張っていきます」と語った。

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