◆JERAセ・リーグ 中日0―3阪神=延長11回=(23日・バンテリンドーム)
阪神が延長11回までもつれた一戦を制し、今季7度目の完封勝ちだ。バンテリンDでの開幕からの連敗を「3」でストップした。
両軍無得点の延長11回1死二塁から近本が中前適時打を放った。中野が右前打で続き、1死二、三塁から森下が左翼へ2点二塁打を放ち、試合を決めた。
先発・村上は粘りの投球。5回から3イニング連続で得点圏に走者を招くもいずれも無失点で切り抜けた。対中日戦は昨年7月26日(甲子園)から自身5連勝中だった“中日キラー”。白星こそつかなかったが、7回無失点と好投した。8、9回は石井が無失点。9回は無死一、二塁とされたが、得点だけは許さなかった。延長10回も湯浅が無失点でつないだ。今季国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」から復帰した湯浅が22年8月30日・広島戦(甲子園)以来、997日ぶりに白星を挙げた。最後は守護神・岩崎が締め、チームの連敗も「2」でストップした。