◆米大リーグ メッツ―ドジャース(23日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、先発のマウンドにはクレイトン・カーショー投手(37)が上がったが、1時間38分間の雨天中断があったため、2回26球を投げて、無安打無失点で降板した。

 初回は先頭のリンドアに4球連続ボールで四球を与えたが、続くマルテを右飛に打ち取り、ソトは一併打。

2回は先頭のアロンソを二ゴロ、ニモからは見逃し三振を奪うなど3者凡退で抑えた。3回表のドジャースの攻撃中に雨が強まって中断。1時間半以上中断したことで降板となった。

 カーショーは今季がドジャース一筋18年目。2006年のドラフト1巡目(全体7位)でドジャースから指名を受けると、08年にメジャーデビューして11年に最多勝(21勝)、最優秀防御率(2・28)、最多奪三振(248K)で初のサイ・ヤング賞に輝くと、絶対的なエース左腕としてドジャースの中心に君臨し続けた。14年には最多勝(21勝)、最高勝率(・875)、最優秀防御率(1・77)、2完封などで6完投と圧巻の成績を残してMVPとサイ・ヤング賞に輝いた。これまでMVP1度、サイ・ヤング賞3度、最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度などのタイトルをつかみ、メジャー通算212勝を挙げてきた。

 23年も13勝5敗、防御率2・46の成績を残したが、オフに左肩の手術を受けた影響で昨季は7登板で2勝2敗、防御率4・50。7登板、2勝、防御率4・50はいずれもデビュー17年目でワーストだった。さらに昨年11月には左足と左膝の手術を受けて今季も負傷者リスト(IL)でスタート。マイナーで5試合に登板して1勝無敗、防御率2・57と調子を上げて17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦で今季初先発を果たしたが、初回にいきなり3点を失うなど、4回5安打5失点の乱調だった。

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