◆JERAセ・リーグ 中日5―4阪神(24日・バンテリンドーム)

 中日は9回に1点差に迫られたが、逃げ切った。松山晋也投手が先頭の代打・渡辺に今季21試合目の登板で初めての四球。

そこから1死二、三塁となり、近本の遊ゴロの間に1点を返されたが、なおも2死二塁で、松山が中野を見逃し三振に仕留めた。井上一樹監督は「いつも信頼して出している松山がちょっと調子が悪いかなというのが見えたけど。終わってみれば、よく踏ん張ってくれた」と汗をぬぐった。

 渡辺の四球はフルカウントから審判の手が挙がりかける際どい球。井上監督は判定に不服そうにベンチを出て、小林球審の元に向かった。苦笑いしながら会話。試合後に「ベンチから見ているから、ストライクかボールかはもちろん分からないけど、高さの部分ではいいボールやなと思って。審判が少し手を挙げたの、見えました? こう(手を挙げる)したからストライクと思うでしょ。『いま、手を挙げたでしょ』と、抗議にいったんです。もちろん判定に何か言うつもりはないけど、手が挙がったように見えたので。『こっちはストライクだと思いましたよ』という話をしただけです」と明かした。

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