広島・新井貴浩監督(48)が24日、不振の小園海斗内野手(24)に“メス”を入れた。DeNA戦(マツダ)が雨天中止となり、室内練習場で身ぶり手ぶりを交えて直接指導。

15試合終了時の打率4割2分4厘から2割5分9厘まで低下した背番号5に「良くないとは感じていないけど、彼もモヤッとしているところもあると思うので一言だけ」と手を差し伸べた。

 15日の巨人戦の逆転満塁本塁打以降は20打数1安打と苦しむ。22日には今季2度目のスタメン落ち。「いい感じで捉えているんだけど、力がないフライアウトが多い。本来なら強い打球で(外野の間を)抜けたりするんだけど、ほんのちょっとしたところ」と指揮官。小園にとっても「打てていないのは事実。受け止めてやっていく」と打撃を見直す貴重な一日となった。

 同じ三塁を守るドラ1・佐々木の1軍合流によって二塁や遊撃に回る機会も増え、レギュラーは安泰ではない。25日は、昨季から37打数18安打で打率4割8分6厘と打ち込むDeNA・東との対戦。「『もう打たせない』と言われたけど、絶対打ちます!」と主力の意地を見せ、ここから巻き返す。(畑中 祐司)

 〇…広島・佐々木が、青学大の後輩を刺激に今後の活躍を誓った。23日に東都大学野球史上4校目の5季連続優勝。

「苦しい試合もたくさんあったと思うけど、しっかり勝ち切っていた」。自身はデビュー2戦目の22日のDeNA戦(マツダ)でプロ初安打。3打数無安打に終わった前夜23日はジャクソン、伊勢と対戦し、1軍レベルの直球への対応力の重要性を痛感したという。「まだまだこれからが勝負」と意気込んだ。

編集部おすすめ