◆米大リーグ パドレス―ドジャース(11日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点をリードして迎えた9回1死走者なしの5打席目は6番手左腕のペラルタと対戦し、右中間への三塁打を放ち、8戦連続安打とした。一方で本塁打は42打席連続で出ていない。
パドレスの先発はランディ・バスケス投手(26)。メジャー3年目を迎える右腕で今季は試合前の時点で13試合に先発して3勝4敗、防御率3・69をマークし、大谷は初対戦だった。
プレーボール直後となる初回先頭の1打席目は空振り三振。今季ワーストを更新する38打席連続本塁打なしとなった。2回には先発のカスペリアスが2死満塁から9番バルドナドへ押し出し四球を与えて先取点を献上した。3回無死一塁の2打席目は左飛。甘く入ったスイーパーを捉えきれきれなかった。
コンフォートの4号ソロで追いついた5回の1死走者なし3打席目は2番手左腕・モレホンと対戦。フルカウントから遊ゴロに打ち取られて40打席本塁打なしとなった。6回にT・ヘルナンデスの11号3ランで勝ち越し。2点をリードした7回1死走者なしの4打席目は4番手左腕の松井裕樹投手(29)と対戦し、空振り三振に倒れた。松井とは9日(同10日)も対戦して一ゴロ。
前日10日(同11日)は試合前に今季3度目となるライブBP(実戦形式の練習)に登板。これまでで最多の3回想定でのべ11人と対戦して44球を投げて、安打性の当たりなし、6奪三振と圧巻の投球を見せた。その後の試合では3打数1安打。3打席目に右前安打を放って7戦連続安打となったが、今季ワーストの8試合連続本塁打なしとなった。
ドジャースは前日10日(同11日)の敵地・パドレス戦に1―11で大敗。試合中盤からは大量リードを許して“捨て試合”となり、2番手のサウワーが111球を投げ、6回途中から試合終了まで野手のE・ヘルナンデスが登板した。ナ・リーグ西地区首位だが、試合開始前の時点で2位ジャイアンツとは0・5で3位パドレスとは1・0ゲーム差。この試合で敗れると、パドレスにゲーム差0ながら勝率で抜かれ、ジャイアンツも勝った場合には3位に転落する。