ドジャースが逆転勝ちで首位堅守　大谷翔平８戦連続安打も９戦連続本塁打なし…１３連戦７勝６敗
ドジャース・大谷翔平投手（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　パドレス―ドジャース（１１日、米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１１日（日本時間１２日）、敵地・パドレス戦に「１番・指名打者」でフル出場し、５打数１安打で８試合連続の安打をマークしたが、本塁打は今季ワーストの９試合、４２打席連続でなしとなった。ドジャースは負ければ３位転落の可能性もあった一戦で逆転勝ちし、ナ・リーグ西地区首位を守った。

　大谷は先発右腕のバスケスに対し、初回先頭の１打席目は空振り三振。２打席目も左飛に倒れた。２番手左腕・モレホンと対戦した３打席目は遊ゴロ。７回１死の４打席目は９日（同１０日）に一ゴロに打ち取られた松井裕樹投手（２９）と対戦し、空振り三振を喫した。２点リードの９回１死走者なしの５打席目に左腕のペラルタから右中間へ三塁打。８試合連続の安打をマークし、ダメ押しとなる５点目のホームを踏んだ。

　２日（同３日）の本拠地・メッツ戦で右翼に２３号ソロを放ってから、今季ワーストの９試合連続本塁打なしで、４２打席連続本塁打なしも今季ワーストだ。前日の１０日（同１１日）の試合前にはライブＢＰに登板するなど投手調整も進めているが、５月に月間１５本塁打を放った勢いが止まっている。

　２位ジャイアンツと０・５ゲーム差、３位パドレスと１・０ゲーム差で迎えた一戦。パドレスとの直接対決に敗れてジャイアンツが勝つと一気に３位に転落する可能性もあった。前日までは先発はロブレスキと発表していたが、カスペリアスが先発。２回に２死満塁から９番打者のマルドナドに押し出し四球を与えて先取点を献上した。

急きょ先発した右腕は４回まで３安打１失点と好投。なんとか踏ん張ると、５回にコンフォートの４号ソロで追いつき、６回にＴ・ヘルナンデスの１１号３ランで勝ち越した。

　２点リードの７回は１死からコペックが３者連続四球で満塁のピンチを迎えたが、バンダが後続を抑えて無失点で切り抜けると、ロバーツ監督はベンチを飛び出してバンダを出迎えた。９回に大谷の三塁打を起点にスミスのダメ押し適時打でリードを３点に広げ、そのまま逃げ切ったドジャース。現時点で予定されている中では今季最長の１３連戦だったが、先発投手を中心に故障者が続出する厳しい状況の中でも７勝６敗で乗り切った。あす１２日（同１３日）は試合がなく、１３日（同１４日）からは本拠地でジャイアンツ３連戦、パドレス４連戦、ナショナルズ３連戦の１０連戦が予定されている。

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