◆日本生命セ・パ交流戦 2025 日本ハム5―0広島(14日・エスコンフィールド)

 日本ハム、巨人で7年間プレーし、細野を東洋大3年冬から指導した乾真大さんが細野に贈った言葉と知られざる素顔を明かした。

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 細野は東洋大時代からケタ違いの剛速球が魅力的だった一方、制球に悩む姿もあった。

ただ、同じ速球派左腕だった乾コーチは、小さくまとまってほしくなかったという。

 「四球を出さないためにスピードを落とさなきゃ…と性格的になりがちなところがあるので、『140キロちょっとでまとまっちゃダメだよ。それだとこれからの人生開けない。逆にもっと上げなさい』って。それで(大学4年時に)158キロが出た。でも、早く160ぐらいさっと出すようになってほしいですね」

 当時から考えはしっかりしていたという。

 「研究者っぽい。『自分が常に向上する』という部分(目的)はブレなかった。こういうキャッチボールをするとか、こういうトレーニングするとか、ルーチンを確立していましたね」

 まだ成長途上の23歳に無限の伸びしろを感じている。

 「本当にモノが違いますし、毎回ワクワクさせてくれる投手。まだまだ天井が見えない、未完成なところがたくさんありますが、試合を重ねていけば洗練されていくと思っています」

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