◆米大リーグ ドジャース―パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・パドレス戦に「1番・投手」で先発登板し、1回28球を投げて2安打1失点で降板した。最速は100・2マイル(約161・3キロ)をマークした。
先頭のタティスに対して、初球は97・6マイル(約157・1キロ)のツーシームでファウル。その後3球連続ボールから直球で初めての空振りを奪ったが、フルカウントから右前安打を許した。続くアラエスの初球が暴投となって無死二塁。カウント1ボール、2ストライクからの4球目は100・2マイル(約161・3キロ)をマークした。そしてフルカウントから中前安打を許して無死一、三塁のピンチを迎えた。
大谷の頭の中には悪夢がよぎったかもしれない。18年10月に1度目の右肘手術を受けて、復帰登板となった20年7月26日の敵地・アスレチックス戦では中前安打、四球、四球、押し出し四球、右前適時打、右前適時打。打者6人と対戦して3安打、3四球で1アウトも奪えずに5失点でKOとなった。同年8月2日に2度目の登板をするも2回途中2失点で降板。再び右腕の状態に苦しみ、結局同年は2登板のみに終わった。
だが、この日は違った。