◆米大リーグ ドジャース6―3パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレスのダルビッシュ有投手が16日(日本時間17日)、敵地ドジャース戦後に取材に応じた。「1番・投手兼DH」で先発出場し、663日ぶりの復帰登板を1回2安打1失点、打っては2安打2打点の活躍を見せた大谷翔平投手について言及。

「本人がやっぱ一番不安はあったと思いますけども、ここに来るまで。ここにまた立って、ああいうパフォーマンスを見せたので、本人が安心してそうなのでちょっとうれしかったです」と目を細めた。

 大谷は、ドジャース移籍後初登板となった初回のマウンドは28球、1イニング2安打1失点で終了。先頭から連打を浴び、マチャドの中犠飛で先制を許したが、最速100・2マイル(約161・3キロ)を計測していた。

 ベンチから見守った先輩右腕は「調整段階だと思いますし、マイナーの登板もいってないですから、その、納得いってない部分もあるでしょうけど、あれだけ球速も出てたので、肘の状態としてはいいのかなっていう風には見てましたけど。いろんな方が、やっぱり打撃だけじゃなくてピッチングも見たいというところはあると思うので、そこは長いこと投げてほしいなっていう風に思います」と期待を込めた。

 自身は、右肘の炎症などで開幕前から負傷者リスト(IL)入り。5月に1試合マイナーの試合で登板したが、その後は再び調整のペースを落としていたが、今月9日(日本時間10日)、本拠地・ドジャース戦前にブルペン入りして投球練習を行い、約40球。14日(日本時間15日)には、アリゾナ州のキャンプ施設で試合形式に登板した。今後については「(次回も)BPだと思います。まだ全然、そのマイナーリーグで投げるとか、そういうのは全く考えてない。(復帰は)順調にいけば数週間っていう感じじゃないかな。

(懸念は)肘だけです。それ以外はすごくいいので」と話した。

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