◆米大リーグ ドジャース―パドレス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日午前11時10分開始予定)、本拠地・パドレス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。前日16日(同17日)の同カードは663日ぶりに投手復帰して二刀流で出場したが、休むことなく本拠地10連戦の5戦目もスタメン出場する。
前日はエンゼルス時代の23年8月23日以来約1年10か月ぶりに投手で復帰。1回28球で2安打1失点だったが、最速100・2マイル(約161・3キロ)をマークし「結果的にはイマイチでしたけど、自分の中でいいイメージを持って前進できる材料はいっぱいあったと思うので、いい一日だったと思います」と手応えをつかんだ復帰登板となった。
さらにバットでも1点を追う2打席目に同点の適時二塁打を放って自らの黒星を消すと、3打席目にも右前適時打で4打数2安打2打点でチームの逆転勝ちに貢献。二刀流でのフル回転に「1点取られて、バットで2点返して1イニング消化したと思えば、トータルで見ればプラスかなとは思うので、試合としてはよかったんじゃないかなと思います」とさらりと言い放った。
この日のパドレスの先発は、ランディ・バスケス投手(26)。今季は14登板で3勝4敗、防御率3・57の成績を残している。大谷は11日(同12日)に敵地で対戦して空振り三振、左飛の2打数無安打。3試合連続マルチ安打で、日米通算300号にも残り2本と迫っており、3試合ぶりの26号にも期待がかかる。
大谷はここまでチーム73試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く71試合に出場。リーグトップの25本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、55・5発ペース。前日終了時点で85安打(リーグ2位タイ)、打率3割(同6位)、43打点(同17位タイ)、OPS1・039(同1位)、73得点(同1位)なども好成績を残してる。