◆米マイナーリーグ ナッシュビル―アイオワ(17日、米テネシー州ナッシュビル=ファーストホライゾンパーク)

 タイガースを退団し、カブスとマイナー契約を結んだ3Aアイオワ所属の前田健太投手が17日(日本時間12日)、敵地のナッシュビル戦に先発。初回から2ラン本塁打含む3安打3失点に2暴投と大荒れだ。

 先頭のミッチェルに中前安打され暴投を挟んで2番クエロに中前タイムリー。3番ブラックはスプリットで空振り三振もメジャー通算47本塁打のダルベックにスライダーを左翼席に運ばれ計3失点。その後2人は抑えたもののこの日も苦しい立ち上がりだ。

 過去5試合投げているが6月4日のオマハ戦で5回を2安打無失点で勝利投手になったものの、それ以外の4試合は序盤に打たれるケースが多く5試合で16回を投げ21失点で防御率は11・81だった。

 前田はツインズからFAとなった2023年オフにタイガースと総額2400万ドル(当時のレートで約35億円)の2年契約を結ぶも、昨季3勝7敗でシーズン途中からリリーフに回り、先発復帰を目指した今季もリリーフでスタートし7試合投げ防御率7・88と調子が上がらず、5月1日にDFA通告、いわゆるメジャー契約40人ロースター枠から外され、事実上の戦力外となって、カブスとマイナー契約を結んだ。

 3Aでの好成績でメジャー復帰を目指している前田にとってもどかしいピッチングが続いている。

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