◆米マイナーリーグ ナッシュビル―アイオワ(17日、米テネシー州ナッシュビル=ファーストホライゾンパーク)
タイガースを退団し、カブスとマイナー契約を結んだ3Aアイオワ所属の前田健太投手が17日(日本時間18日)、敵地のナッシュビル戦に先発。3A6試合目で最長の6回を投げて6安打4失点で降板した。
立ち上がりは散々だった。先頭打者に中前安打され暴投を挟んで2番打者に中前タイムリー。3番打者をスプリットで空振り三振もメジャー通算47本塁打のダルベックにスライダーを左翼席に運ばれ計3失点。2回にも1死後、8番打者に直球を右翼席にたたき込まれた。ところが、そこから制球力が安定し、5回まで打者11人連続凡退に仕留めるなど6回まで0を並べ、79球を投げ3奪三振1与四球で防御率は10・23とした。
前田はツインズからFAとなった2023年オフにタイガースと総額2400万ドル(当時のレートで約35億円)の2年契約を結ぶも、昨季3勝7敗でシーズン途中からリリーフに回り、先発復帰を目指した今季もリリーフでスタートし7試合投げ防御率7・88と調子が上がらず、5月1日にDFA通告、いわゆるメジャー契約40人ロースター枠から外され、事実上の戦力外となって、カブスとマイナー契約を結んだ。
3Aでの好成績でメジャー復帰を目指している前田。立ち直ってからの投球をコンスタントにできるようになればメジャー復帰の可能性は残している。