◆イースタン・リーグ 巨人―ロッテ(18日・Gタウン)
巨人の田中将大投手が2軍戦で先発し、6回80球を投げて5安打無失点、6奪三振の内容だった。気温30度を超える炎天下の中でカットボール、スライダー、スプリット、カーブと多彩な球種を織り交ぜて得点を与えず、無四死球で最速は147キロだった。
前回登板の11日の2軍戦では2回までに4点を失ったが、この日は完璧な立ち上がりを見せた。初回は石川慎、ポランコ、和田を6球で3者凡退。2回も4番・山口からの打順を9球で3人で封じた。3回は2死から小川に初安打を中前へと運ばれたが、石川慎を外角低めに制球されたスライダーで三ゴロに打ち取った。
4回は先頭のポランコに中前安打を浴び、初めて無死から走者を背負った。それでも和田は変化球で空振り三振、山口はバットを折りながら左翼線へと運ばれて1死一、二塁と得点圏に走者を進められたが、上田、大下をそれぞれ内野ゴロに仕留めた。5回は2死から小川に右前安打を許したが、石川慎を変化球で空振り三振を奪って得点を与えなかった。
5回まで63球とテンポ良く投げ進め、6回も続投。先頭のポランコの6球目にはこの日最速となる147キロをマークするなど、無失点で投げ終えてこの回限りで降板となった。
日米通算200勝まで残り2と迫っている右腕。5月に2軍降格して以降はファームで登板を重ね、2軍戦では5登板で23イニングを投げて自責6と安定した投球を続けている。