◆日本生命セ・パ交流戦 2025 阪神8―1ロッテ(18日・甲子園)

 阪神が連敗を7で止めた。両軍無得点の3回、森下が17打席ぶり安打となる先制打。

5回には中野、大山に適時打が生まれ2点を追加。9回には近本、中野、森下が3者連続適時打、佐藤輝の19号2ランでとどめをさした。先発・伊藤将は6回9安打1失点で今季初勝利。7回はネルソン、8回は及川が3者凡退、9回は富田が締めた。

 藤川球児監督は、連敗を脱出し「やっぱり人生と一緒ですね。野球というのは。噛み合わなくなったりとか、今日もプレーボールの1球目からショートゴロがエラーになってしまったりとか。だけど、そういう小さなところを我慢して、伊藤(将)がしのいで、それが最終的にゲームとして成立するということですから、常に同じことを心がけるということですね」と余韻にひたった。

 8回には一挙5得点。ここ7戦は1試合平均2得点の打線が爆発した。「選手のみんなもおそらくフラストレーションが溜まって、非常に耐えがたいここ何日間だったと思いますけど、自分としてはいつも通りやれば必ずどこかでそういうタイミングが来ると思い続けていました。一気にファンの方、甲子園球場のボルテージも上がってね。

本当にまるでみんなが遠征に行っていたかのように。埼玉と仙台、みんなで行ってみんなで帰ってきて、今日のゲームになったのかな、という感じで一体感が出て、最後に佐藤(輝)のホームランも出てですね。野球って面白いなというふうに、また感じましたね」と喜びたっぷりだった。

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