◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日6―3オリックス(18日・バンテリンドーム)
中日・涌井に笑顔はなかった。「自分の力で勝ちたいけど、2回連続で勝たせてもらった。
3回までわずか1安打。しかし4回に西川の左翼適時打で先制を許すと、4点の援護を受けた直後の5回も代打・西野、宗、太田の3連打で2点をかえされた。ここで主軸の森、杉本を打ち取り、なんとか1点のリードを死守。新人・石伊とのバッテリーで失点を重ねながら、「逆転されなかったところで勝ち星がついた」と、息をついた。井上監督も「そこが長く野球をやれている理由」と評価した。
交流戦最多勝利はヤクルト・石川の29勝。「上には上がいる。石川さんに負けないように」と、来季の目標の一つになった。