◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人1―4日本ハム(19日・東京ドーム)

 巨人が日本ハムに敗れ、借金1となった。先発の山崎伊織投手は5回まで投げ10安打を浴び4失点(自責3)、107球で降板。

打線は日本ハムの先発右腕・北山亘基投手に9回1死までノーヒットノーランに封じ込まれ、大城卓三捕手が意地の3号ソロを放ったが完敗となった。

 山崎が2回に先取点を許した。田宮裕涼捕手、万波中正外野手を連続の空振り三振に打ち取った2死から、石井一成内野手にボテボテの当たりの一塁内野安打。上川畑大悟内野手に初球を右翼線二塁打され、一塁から石井が一気にホームを陥れ、1点を奪われた。

 さらに3回に3点を追加された。先頭の俊足・五十幡亮汰外野手に一塁内野安打から二塁盗塁を決められ無死二塁。左翼で出場の矢沢宏太投手には右前打され一、三塁とピンチを迎え、3番でスタメン出場のマルティネス捕手に左前タイムリーを打たれ2点目。なおも無死一、二塁から郡司裕也捕手に四球で満塁。田宮の中犠飛は中堅・オコエ瑠偉外野手からの送球が三塁走者に当たり(記録は失策)3点目。さらにファウルグラウンドに転がる間に一塁走者、二塁走者もそれぞれ進塁し1死二、三塁。万波には左前打され4点目。後続は抑えたがこの回3点を失った。

 4回の山崎は2死から矢沢に遊撃内野安打。マルティネスにはこの試合3打席連続ヒットとなる左前打を打たれ一、三塁とされたが、郡司の打席で一塁走者がスタート、三塁走者が三本間で挟まれアウトとなり、この回は無失点で終えた。5回まで投げた山崎は10安打4失点(自責3)、107球で降板となった。

 打線は日本ハムの先発右腕・北山に5回までノーヒット、1人の走者も出せずパーフェクトに抑えられた。

 巨人は6回からバッテリーが交代。2番手で横川凱投手が登板、大城卓三捕手がマスクをかぶり、3者連続三振で、この試合初めての3者凡退。7回は先頭の矢沢宏太投手に死球、マルティネス捕手には4打席連続ヒットとなる左前打を許し無死一、二塁とされたが、郡司裕也捕手を遊ゴロ併殺打、田宮裕涼捕手を空振り三振に抑え、しのいだ。

 打線は6回も3者凡退。7回2死から泉口友汰内野手が四球を選び初めての走者を出したが、吉川尚輝内野手は右飛。8回は1死から東京ドーム1000試合出場達成となった坂本勇人内野手が1死から代打で登場したが左飛。キャベッジ外野手はこの試合2つめの空振り三振に終わった。

 9回はオコエがファウルで粘ったが二飛。

しかし、大城卓が土壇場で右翼スタンドに3号ソロ本塁打を放ち、北山のノーヒットノーラン達成を阻止した。ようやく1点を返したが、反撃はそこまで。後続が倒れ1安打1得点で敗れた。

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