◆米大リーグ ドジャース4x―3パドレス(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)の次回登板が、中5日で22日(日本時間23日午前5時10分開始)の本拠地・ナショナルズ戦に決まった。2試合連続無安打に終わった18日(日本時間19日)の本拠パドレス戦後に発表され、ロバーツ監督も「日曜(22日)は翔平が投げる」と明かした。
試合終了後の会見中に球団公式「X」が20日(同21日)からの本拠地・ナショナルズ3連戦の先発を投稿。「Sunday―Shohei Ohtani」と記された。この日の試合前には登板後初めてキャッチボール。途中で松井と談笑しながら腕を振って状態を確かめ、力強いボールも投げた。前日17日には右太ももに死球が当たったが、その影響も指揮官は「まったくない」と言い切った。ナ軍戦は、エンゼルス時代の23年4月11日に1度だけ登板。7回1安打無失点、6奪三振という圧巻の投球を見せた。今季、1番を打つ24歳のエイブラムズは23年に唯一安打を浴びた打者だ。
試合には「1番・DH」でフル出場。飛距離110メートルを超える惜しい当たりも2度あったが、ひと伸び足りずにともに中飛となった。
ド軍は代打・スミスがサヨナラ弾を放って5連勝。13日にジャイアンツに敗れて首位タイに並ばれたが、地区2位ジ軍に4・5ゲーム、3位パドレスに6ゲーム差をつけ、一転独走態勢に入ってきた。指揮官も「満足だ。我々が試練として位置づけたシリーズだが、選手たちが期待に応えた」と満足げ。サヨナラ勝ちの余韻もまだ残っていた試合終了12分後。大谷は日本報道陣に「お疲れっした」と、あいさつをしてクラブハウスを後にした。自身に当たりは出なかったが、チームは好調。投手調整も順調とあって表情は明るかった。(安藤 宏太)
◆大谷の復帰登板 16日(日本時間17日)の本拠地・パドレス戦で、エンゼルス時代の23年8月23日のレッズ戦以来663日ぶりの登板。前日に急きょ発表されたマウンドだったが、1回28球を投げて2安打1失点。