◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日1―6オリックス(19日・バンテリンドーム)

 中日の先発・三浦瑞樹投手が、4回途中を7安打5失点と崩れ、自身3連敗を喫した。

 初回から捕まった。

西川、宗、太田に3連打を浴びて、無死満塁のピンチを背負った。続く杉本を三ゴロに打ち取り、1死を取ったが、続く頓宮への押し出し四球で先制を許した。そこから、紅林の中犠飛で2点目を献上。苦しい立ち上がりとなった。

 2回、3回は走者を出しながらも、無失点に切り抜けた。だが、4回。先頭を歩かせると、バント処理で二塁に悪送球し、無死一、二塁とピンチを広げた。そこから、西川、宗に適時二塁打を浴びて3点を失った。

 交代を決断した井上監督はマウンドに向かうと、スコアボードを指さして、4四球を指摘。「打たれることはあるけど、フォアボールが絡むと歯がゆいというか。中6日で調整できるのは、先発ピッチャーの特権で、(特権を)生かしてそれなの? と思ってしまう。ちょっとファームに行かせます」と、抹消する考えを明かした。

 打線は、オリックスの先発・田嶋を前に4回まで2安打と苦戦。5回には、この日に右太もも裏のコンディション不良から1軍復帰した細川の中堅フェンス直撃の二塁打でチャンスを作ると、犠打で1死三塁から、8番・石伊の中前適時打で、1点をかえした。だが、6回以降は得点圏に走者を進めながらも無得点に終わった。

 チームは連勝を逃し、2カード連続で負け越した。20日からは、交流戦最終カードとなる日本ハムとの3連戦が始まる。井上監督は「(日本ハムの)打線は怖いし、監督も何をしてくるか分からない。正々堂々と戦えるような試合運びに持っていけたら」と次戦を見据えた。

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