◆日本生命セ・パ交流戦 2025 広島2―16ソフトバンク(19日・マツダスタジアム)
悩める強打者の復活で、ソフトバンクの9度目交流戦V(最高勝率を含む)が目前に迫った。ともに今季最多の16安打16得点の猛攻。
初回2死一、三塁で153キロを捉えて右中間フェンス直撃の先制2点二塁打。「なかなかチャンスで打てていませんでしたし、何とか一本打ちたかった」と火をつけ、7回2死一、三塁で右越えの4号3ラン。6回に失策もあった5番打者は「足を引っ張ってしまったので取り返そうと思った」と4日・中日戦(みずほペイペイ)以来のアーチをかけると、9回にも押し出し死球で一挙7得点に参加した。
5月から長い不振。打率2割2分2厘と苦しむが、1割9分7厘で交流戦に突入してから徐々に上げてきた。近藤や柳町と意見交換しながら練習に励み「気持ちのいいスイングになってきた」と好感触。この2日間は一番の助言役である近藤が欠場しているが、その影響で打順を上げ、2戦連続のマルチ安打を記録した。 小久保監督は5回1死二、三塁の捕ゴロの打席も含め、「何とか外野フライを。それができる選手。