◎第31回豊中大会(7月5、6日、豊中ローズ球場ほか) ◆中学1年生の部 ▽2回戦 箕面ボーイズ8-3京都東山ボーイズ
チームを支えてきた恩人に箕面ナインが弔い星をささげた。序盤にリードを許したが、終わってみれば計8得点で快勝。
約1年前から体調を崩していた岡島裕明代表が6月に逝去。試合前、コーチから「代表のためにも、今日は絶対に勝とう!」とゲキが飛んだ。故人と接する機会の少なかった1年生軍団も「いつもより勝とうという気持ちがあった」(藪内)と気合を入れ試合へ臨んでいた。
3回に逆転劇 ナインのそんな気持ちが結果に表れたのが、2点を追う3回だ。1死満塁と攻め立てると、まずは3番・藤田が反撃の適時打。水落が連続タイムリーで続き、同点とした。なおも2死一、三塁で、水落が二盗を敢行。相手捕手が二塁へ送球するやいなや、三塁走者・河本が本塁へ突っ込んだ。「二塁に投げたら行ってやろうと。うまく走れた」。見事な重盗で勝ち越し点を奪った。
5回にも高場、水落、今西の適時打で4得点した。2安打2打点で勝利に貢献した4番・水落は「最近打てていなかったので、良かった」と納得の表情を見せた。
ホストを務めるだけでなく、いつも以上に特別な大会で2回戦を突破し「一つでも多く勝って、先へ進みたい」と河本。岡島代表も、きっと天国から躍進を見守っている。