◆第56回日本少年野球選手権大会 東京都西支部予選 ▽決勝 東村山中央ボーイズ10―1東大和狭山ボーイズ=5回コールド=(7月6日・西武台高グラウンド)

 夏の全国大会・エイジェックカップ第56回選手権大会(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の東京都西支部予選の決勝が6日に行われた。東村山中央ボーイズが東大和狭山ボーイズを下し、2年ぶり4度目の出場を決めた。

巨人がU15ジュニアユースとして設立した多摩川ボーイズに苦杯を喫していたが準決勝で撃破し、支部制覇した。

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 東村山中央ナインは2年ぶりの選手権大会出場を決めると、マウンド付近で歓喜の輪を作った。

 屈辱からの優勝だ。昨年12月に春季全国大会支部予選決勝でオール1年生(当時)の巨人U15・多摩川に敗れると、6月のG杯支部予選でも決勝で敗れた。敗戦後、選手は練習態度を見直し。松岡昌一監督(63)は「声出し、全力疾走、カバーリングの3つを徹底させた」と厳しい練習を経て先週の準決勝で多摩川にリベンジを果たした。

 勢いそのままに決勝へ。初回、吉田、図子田の適時二塁打で2点を先制。3点リードの4回には、吉田のタイムリーや2死満塁から深澤の走者一掃の二塁打など、打者10人の猛攻で6点を加え5回コールド勝ち。

 守りでは捕手・河邉のリードがさえた。指揮官が「気持ちが表に出ない」と評する先発左腕の早川には、右打者の内角に投げさせ4回1失点と好投を引き出し、最優秀選手に輝いた。

 「全国大会ではのびのびやりたい」という指揮官に対し、荒井主将は「一つでも二つでも勝って上へ行きたい」と鼻息は荒かった。

 【東村山中央ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽3年生 ※荒井良太、

船越幸也、斎藤輝、大西新太、石川蒼介、沼尾壮平、吉田雄祐、深澤一翔、図子田駿、河邉蓮太、戸崎颯太、岩永英士、土居龍弥、益田想太、早川颯馬、佐々木琉、根津麗海

 ▽2年生 宮岡隼大、森田陽成、比嘉雄大、村井結翔、中山拓睦

 ▽1年生 清水魁夜、清水聖夜、清水蒼太

 【表彰選手】

最優秀選手賞 河邉 蓮太(東村山中央)

優秀選手賞  山口  晴(東大和狭山)

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