◆第19回全日本中学野球選手権(ジャイアンツカップ)埼玉2次予選  ▽決勝 武蔵嵐山ボーイズ8―1富士見リトルシニア=6回コールド=(7月6日・西毛総合運動公園野球場)※武蔵嵐山ボーイズは3年連続8度目の出場

 第19回全日本中学野球選手権大会・ジャイアンツカップ=G杯=(8月11~17日・東京ドームほか)の地区予選が各地で行われた。ボーイズ勢は埼玉・武蔵嵐山ボーイズ、神奈川・湘南ボーイズが出場を決めた。

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 3年連続のG杯出場に武蔵嵐山・飯野靖典監督(56)は涙した。「勝たせたかった。よく辛抱してつないでくれた。今までで一番うれしい」。体調不良などで戦列を離れるも決勝で復帰。選手の活躍に涙腺が緩んだ。

 初回から圧倒した。1死二塁から3番・比留間が先制二塁打。4番・志保田主将も適時打で続いた。比留間は「『チームのために打つ』と思ったら体が勝手に反応した」とキッパリ。2回以降も攻撃の手を緩めずにコールド勝ちだ。

 部員の大量退団など激震の中、チームをまとめた志保田主将は「3年連続で出ることが目標だった。

やってきたことが報われた」。1年秋から正捕手の男は指揮官とがっちり握手した。

 投げては西城が1失点で“完投”。「ずっと結果が出なくて使ってくれたコーチに申し訳なかったけれど、気力が一番大切だと思いました」。努力が実った。武蔵魂で本戦でも大暴れする。

 【武蔵嵐山ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽3年生 ※志保田来夢、比留間颯太、西城心太朗、新藤虎大、下山虎之介、伊東真央人

 ▽2年生 石川葵翔、月山竜平、石井琉麻、渡邊煌真、黒沢翔、高橋怜、楳原蒼太、小暮遼平、中島蓮、神山陽輝

 ▽1年生 周東凌平、新井悠偉、石畑一馬、山口和真

 

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