◆第107回全国高校野球選手権兵庫大会▽2回戦 東洋大姫路9―2高砂=7回コールド=(11日・ウインク)

 兵庫大会は2回戦が行われ、初戦に臨んだ春Vの東洋大姫路が、高砂を7回コールドで退けた。

 3回1死、1番・渡辺拓雲二塁手(3年)の二塁打から4連打で3点を先制すると、5回には白鳥翔哉真左翼手(3年)の中前適時打などで2点を追加。

7回は敵失も絡み4得点と、計15安打で9得点を挙げた。投げては背番号1の木下鷹大(3年)が、7回9安打2失点で完投した。

 チームは今春、大阪桐蔭が根尾(中日)、藤原(ロッテ)ら「最強世代」で17年秋、18年春を制して以来となる近畿大会秋春連覇を達成。ヤクルト・原樹理を擁した2011年以来、14年ぶりの夏の甲子園出場に向けて勢いに乗る。

 その中で、右肘のじん帯損傷で春季兵庫県大会、同近畿大会でベンチを外れていた阪下漣(3年)が、背番号10でベンチ入り。今大会も当初はメンバー外だったが、兵庫は初戦まで登録変更が可能で、岡田龍生監督は「計画的にリハビリをしてきて、順調に行けそうという判断で。(今後の登板は)もちろん(ある)、そうでないと入れないので」と説明した。

 練習では既に4回ほどブルペンで捕手を座らせ、9割以上の力で投球。阪下は、「抑える技術は関係なく、まずは信頼を得ることから始めて、最終的には試合で投げられるようにしたい」と話した。

編集部おすすめ