◆第107回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 苫小牧中央5―0札幌新川(11日・札幌円山)

 夏の甲子園初出場を目指す苫小牧中央が5―0で札幌新川に勝利。広島・斉藤優汰投手を擁した22年以来3年ぶりの8強入りを決めた。

 先発のエース左腕・渡辺大仁(3年)が序盤から危なげない投球でスコアボードに0を並べると、打線は1回に4番・横山善大捕手(3年)の適時打などで3点を先制。7、9回にも得点を加えてリードを広げ、最終9回は2番手・村上広大(3年)が無失点で締めて完封リレーを完成させた。

 初のエスコン行きをかけて戦う準々決勝の相手は駒大苫小牧に決まった。同じ室蘭地区でしのぎを削るライバルとの対戦となり、渡辺宏禎監督は「何とかなんないですかね。こっち(札幌)まで来なくていいかな。あっち(苫小牧)のほうが涼しいし」と冗談を交えながら苦笑い。昨夏は地区代表決定戦で勝利しているが、「相手は王者なので、胸を借りてやろうかなと思う」と気を引き締めていた。

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