１１回に決勝弾で巨人が勝利「バカにしちゃいけませんよ、坂本を」堀内恒夫氏が考える４番に坂本を置くメリット
延長１１回無死、ソロ本塁打を放った坂本勇人（カメラ・小林　泰斗） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ＤｅＮＡ１―２巨人＝延長１１回＝（１１日・横浜）

　１１回の打席で、坂本は初球からタイミングが合っていた。速い球には差し込まれがちだが、颯のようなアンダースローなら捉えやすいだろうと思っていたが、２球目におあつらえ向きの甘い球が来た。

バカにしちゃいけませんよ、坂本を。そりゃ打ちますよ。もっと早く打って山崎を援護しろ…とは、あえて言わないでおきましょう。

　４番がいろいろと変わる昨今だけれど、やはり４番は誰でもいいというもんじゃない。４番目の打者では決してないんだよ。しかも巨人の４番だからね。

　坂本が座っていれば、落ち着きを感じますよ。どっしりとした風格がある。どれだけ調子が上がっていなくても、相手投手に与える威圧感は若い打者にはないもの。チーム全体が、落ち着いて戦える雰囲気をつくり出してくれるわな。そして、勝負所でこの結果。「さすが」とひと言でまとめさせてもらうよ。

（スポーツ報知評論家・堀内　恒夫）

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