◆第107回全国高校野球選手権秋田大会 ▽2回戦 金足農7―0由利=7回コールド=(11日・グリーンスタジアムよこて)
秋田では、2018年夏の甲子園で準優勝し「金農旋風」を巻き起こした金足農が、2年連続の夏の聖地へ7回コールド発進。当時のエースだったオリックス・吉田輝星(24)の弟、エースの大輝(たいき・3年)が5回2安打無失点と快投した。
大輝の夏が始まった。初戦は5イニングを投げ、5つの0を並べた。「勢いづく1勝になったと思います」。気持ちのこもった61球。4三振を奪い、大粒の汗をぬぐった。
昨夏は2年生エースとして甲子園出場に貢献したが、1回戦で西日本短大付(福岡)に7回9安打5失点と苦しみ、白星を飾れなかった。夏の県2連覇に向けて「最後の夏、死ぬ気でやりたい」と背番号1。一戦必勝で勝ち上がる。