巨人の育成選手マレク・フルプ外野手(26)が12日に支配下登録され、DeNA戦(横浜)から即1軍昇格することが11日、分かった。来日2年目の右の強打者で、チェコ出身選手としては初のNPB支配下登録選手の誕生となる。

代わりに、この日のDeNA戦で途中交代したキャベッジが体調不良を訴え、登録抹消される。

 フルプはチェコ代表として23年WBC、24年プレミア12強化試合に出場。WBCでは佐々木朗希から二塁打を放った。大柄な体格から「チェコのジャッジ」と注目を集め、米独立リーグを経て昨年9月に育成選手として巨人に入団。今季はイースタン・リーグで66試合に出場、打率2割6分5厘、4本塁打、29打点をマークし、外野守備でもハッスルプレーを連発していた。

 巨人はヘルナンデスが打撃不振で2軍調整中。浅野や若林も故障離脱して外野手が固定できていない状況。同じく12日に昇格する長野とともに、得点力不足解消の起爆剤として期待される。

 ◆マレク・フルプ(Marek Chlup)1999年1月9日、チェコ生まれ。26歳。米ノース・グリーンビル大を経て、2023年から米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズでプレー。昨年9月に育成契約で巨人入団。

193センチ、99キロ。右投右打。

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