◆米大リーグ タイガース―マリナーズ(11日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
マリナーズのカル・ローリー捕手が11日(日本時間12日)、敵地・タイガース戦に「3番・DH」で先発出場し8回に3試合ぶりの37号、9回には38号満塁本塁打を放ち、ジャッジ(ヤンキース)に再び4本差をつけた。今季8度目のマルチ本塁打となった。
4―3で迎えた8回、左腕ホルトンの外角へのチェンジアップをとらえると、ボールは左中間へ。打球速度98・1マイル(約158キロ)、飛距離383フィート(約117メートル)。9回は無死満塁で打席が回り、今度も左腕ハーターの低めのシンカーを左翼席中段へ405フィート(約122メートル)の完璧アーチをたたき込み、敵地タイガースファンも呆然としていた。
ローリーは捕手としては1970年のジョニー・ベンチ(レッズ)の28本を大きく超え、スイッチヒッターとしても球宴前最多本塁打を更新中。オールスター前の最多本塁打記録2001年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の39本にあと1本と迫ってきた。