◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(11日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が11日(日本時間12日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う9回先頭の5打席目は、守護神右腕・ドバルと対戦し、遊ゴロに倒れた。
ジャイアンツの先発は、ローガン・ウェブ投手(28)。
1点を追う3回1死三塁の2打席目は、圧巻の一打だった。ウェブのカットボールをジャストミートした。打球速度106・0マイル(約170・6キロ)、打球角度30度で飛び出したアーチは飛距離410フィート(約125メートル)で右翼席を通過して場外に飛び出していった。ジャイアンツの選手以外は「スプラッシュヒット」とは正式認定されないが、球場外の海へと飛び込む特大弾。日本人初のスプラッシュ弾となった。
4回に李政厚に2点適時三塁打を浴びて再び1点を追う展開になった5回2死一塁の3打席目は、左中間へ飛距離381フィート(約116メートル)の大飛球だったが、柵越えまではあとひと伸び足りず中飛に倒れた。データサイト「Baseball Savant」によると前カードを戦ったブルワーズの本拠地・アメリカンファミリーフィールド(ミルウォーキー)など3球場であれば本塁打だったという。2点を追う7回先頭の4打席目は、2番手右腕・ロドリゲスの97・2マイル(約156・4キロ)直球にバットを折られて遊ゴロに倒れた。
大谷は8日(同9日)の敵地・ブルワーズ戦で最速165キロの怪物新人右腕・ミジオロウスキーから中堅右へ31号先頭弾を放ち、7試合ぶりにアーチを描いた。
あす12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦では今季5度目の先発予定。試合前にはキャッチボールを行って調整した。