◆第107回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 姫路6―0甲陽学院(12日・G7 STADIUM KOBE)

 姫路が3年連続で初戦を突破した。エース右腕・三葉瑛太(3年)が、3安打無四球に抑え、108球で29人斬りの完封勝利を挙げた。

2回先頭からの3連打で無死満塁を招いたが、一ゴロと二ゴロ併殺で切り抜け、2回以外は3者凡退に封じた。「守備がきっちり守ってくれて、ストライク先行で安心して投げられた」と、公式戦初完封勝利をかみしめた。直球の最速は110キロ台でも、美安勇介監督は「投球をうまくやってくれる。彼のおかげで最後まで戦える」と、褒めたたえた。

 姫路、琴丘、飾磨の姫路市立の3校は、2026年4月に統合して姫路市立に生まれ変わるため、3学年がそろって出場する最後の夏になる。7回1死二、三塁で右中間に2点三塁打を放つなど、2安打の4番・大野敬太郎一塁手(2年)は「3学年では最後なので、いけるところまでいきたい」と、昨夏の4回戦超えを見据えた。

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