◆米大リーグ ヤンキース11―0カブス(11日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ヤンキースのコリー・ベリンジャー外野手が11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦で自身初の1試合3本塁打をマーク。この日ばかりはいつものヤンキースの主役の座をジャッジから奪った。
相手は昨年プレーしたカブス。3回に右中間に14号2ランを放つと、5回に再び右中間に15号2ラン。7回右翼へのライナーは、右翼タッカーにジャンプ一番キャッチされたが、8回、右中間にこの日3本目の2ランで大勝ゲームのヒーローとなった。
試合後の会見は次の通り。
―キャリア初の1試合3本塁打を打ったが、今の気持ちはどうか?
「最高の気分。自分がそれを達成したことがないことは分かっていた。最初にキャッチされた後はチームメートたちからいじられたよ。だから、次の打席ではあまり力まずに打とうとした」
―誰がカーテンコールに行くよう促したのか?
「ブーニー(ブーン監督)だ。前列の何人かの選手も促してくれた。最初は分からなかったが、彼らが促してくれて、あれは本当に素晴らしい瞬間だった」
―最後の打球がホームランになったかどうか、確信が持てなかったようだが?
「ああ、俺には(入ったか)分からなかった。PCA(中堅のクローアームストロング)がホームランを何本も阻止してたのを見ているからね。彼は本当に信じられないアスリートだ。
―ということは、ボールは手元に戻ってきたのか?
「ああ、戻ってきたよ(注:サインボール数個を交換した)」
―シカゴの選手たちと再会。
「みんなと会えて良かった。あそこのチームとは良い関係が築けている。本当に楽しいメンバーのそろったグループだった。シカゴでの時間は本当に最高だった。あのチームのことは大好きで、今日その大半と再会できて、笑いを共有できてうれしかった」
―前半戦をどのように振り返るか?
「ここは本当に楽しい場所だ。球場に来ると勝利を期待できる。このロッカールームには豊富な経験を持つ選手たちが多くいて、全員が同じ目標のためにここにいる。自分としては毎日自分の仕事を全うし、このチームの勝利に貢献することだけを考えている」