◆米大リーグ ロイヤルズ3―8メッツ(11日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)
メッツの千賀滉大投手が11日(日本時間12日)、敵地のロイヤルズ戦で先発登板し、4回まで4安打無失点2四球4奪三振で降板した。勝敗はつかず、規定投球回未満ながら防御率は1・39となった。
荒天の予報で開始が遅れた一戦。先頭のインディアに真ん中への直球を打たれ遊撃内野安打。続くウィットには内角への直球を左翼線へ二塁打を打たれた。無死二、三塁といきなりピンチに立たされたが、続くパスクアンティノを宝刀フォークで空振り三振。ガルシアにはピッチャー返しを打たれたが好捕。2アウトとすると5番ペレスもフォークで空振り三振に仕留めて無失点で立ち上がった。
2回は2死から連続四球を与えたが無失点。味方が押し出しで1点を先取して迎えた3回は安打2本で2死一、三塁のピンチを招いたものの、6番カグリオンをフォークで空振り三振とし切り抜けた。4回はこの試合初の3者凡退。球数は67球だったが、復帰初戦であるためか1―0の4回限りで降板し、勝敗はつかなかった。
「本当にケガなく無事に終えたことが一番良かったなと思います」と振り返った千賀。初回無死二、三塁のピンチは「久しぶりのメジャーの舞台だったので少し緊張して難しい部分もありましたけど、ランナーをいきなり2人背負って。
千賀は6月12日(同13日)のナショナルズ戦で一塁ベースカバーに入った際に、右太ももを負傷し、負傷者リスト入りした。今月5日(同4日)に傘下2Aビンガムトンでリハビリ登板を行い、3回2/3を投げ、6安打2四球、4失点(自責3)だった。
9日(同10日)にメディアに応対した際に千賀は「リハビリは順調にいって、普通に戻って来れたということだと思います、肩肘のけがではないので、そんなに長く、肩肘を休めていたわけではないので、そこに関しては、そんなに大きな不安はない。普通に(戦列に)帰れるんじゃないかなと思います」と話していた。