巨人は12日、11日に入団テストを受けていた元DeNAの乙坂智外野手と支配下選手契約を結んだと発表した。残りシーズン約半年の契約となり、推定年俸は420万円。
乙坂はDeNAでは21年まで10年間在籍し、1軍通算10本塁打、155安打を記録。22年からはメキシコ、ベネズエラなどでプレーした。23年は米独立リーグのヨーク・レボリューションで111試合、打率3割3分、2本塁打、48打点、42盗塁の好成績をマークすると、昨年は再びメキシカンリーグでプレー。今季は2年ぶりに米独立リーグに復帰すると、9試合で37打数15安打、打率4割5厘とアピールし、5月にマリナーズとマイナー契約。3Aでメジャー昇格を目指すも現地6月28日に自由契約となっていた。
巨人との契約に本人は球団を通じ、「伝統と歴史のある読売巨人軍の一員になれたことを本当に光栄に思います。任されたところで、自分の持っている力を全て出し切ります」とコメント。海外でも腕を磨いてきた男が、ハングリー精神ではい上がっていく。