◆第107回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 白樺学園4―2旭川実(12日・旭川スタルヒン)

 春全道準優勝の旭川実が昨夏優勝の白樺学園に敗れ、15年ぶりの夏の甲子園出場を逃した。

 序盤から白樺学園・神谷春空(3年)、旭川実・馬場太智(3年)の息詰まる投手戦が続いた。

5回まで両チーム無得点。しかし、6回1死一、三塁から白樺学園の2番・久保翔馬一塁手(3年)にセーフティースクイズを決められて先制を許すと、8回には1番・上一颯(じょう・いっさ)遊撃手(3年)に2ランを浴びて突き放された。

 打線は神谷、2番手・冨沢悠斗(3年)から相手を上回る8安打。8回に相手の失策、9回に8番・谷口悠真右翼手(3年)の適時二塁打で2点を返したが、及ばなかった。

 2010年夏以来の甲子園出場はならず、岡本大輔監督は「勝たせてやれないのは監督の責任。選手は本当によく頑張ってくれた。今までは3年ないし4年に1回は甲子園に行けていたのが行けなくなってきている。その難しさも改めて感じた」と肩を落とした。

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