◆イースタン・リーグ 巨人10―0日本ハム(12日・ジャイアンツ球場)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が、公式戦初アーチを含む3安打2打点の大暴れを見せた。

 イースタン・日本ハム戦に「1番・遊撃」で先発出場。

相手先発左腕・細野に対し、初回先頭で左前安打を放つと、2点リードの2回2死二塁では1ストライクから内角の147キロをフルスイング。美しい放物線を描いて左翼スタンドへ2ランを運び、5回2死一、二塁では、カウント1―2から直球を右前へ運んで今季2度目の猛打賞。試合前に2割9分3厘だった打率を3割1分3厘に上昇させた。

 試合後は記念球を持ってお立ち台に上がり、「両親に渡そうかなと思います」と話して歓声を浴びた。石塚のヒーローインタビューは以下の通り。

 ―おめでとうございます。

 「ありがとうございます」

 ―どんな気持ちで打席に入ったのか。

 「ランナーがいたので、そのランナーをかえすことだけ意識して、その中でいい結果が出てくれました」

 ―感触は。

 「芯に当たったのでいってくれ!という感じでしたね」

 ―打った瞬間の球場の歓声がすごかったが、聞こえたか。

 「何となく聞こえていたんですが、僕も夢中だったので。今度はもっと大きい声援をよろしくお願いします」

 ―ホームランボールはどうするか。

 「初ヒットのボールも両親に渡したので、このボールも両親に渡そうかなと思います」

 ―これで3試合連続のマルチヒット。

好調の要因は。

 「練習から試合を意識して練習していることが、試合で今いい結果につながっていると思うので、油断することなく引き続き継続してやっていきたいと思います」

 ―今後へ向けて

 「もっともっと打てるように頑張ります」

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