◆パ・リーグ 楽天7―0ソフトバンク(12日・楽天モバイル)

 先発の滝中瞭太投手が112球の熱投で、プロ初完投&初完封勝利を挙げた。散発4安打、2回以降は二塁も踏ませない好投。

「疲れました…」と率直な思いを口にしながら、「勝ちきりたい、投げきりたいと思っていた」と振り返った。チームとして無四死球の完封勝利は、24年7月13日の西武戦で岸が達成して以来。「フォアボールがなかったのが1番良かったところ」と話し、「ストレートに関して、しっかり自信持って投げ込むことができた」と胸を張った。

 三振は2つだけだったが、打たせて取るテンポのいい投球に「ストライクゾーン内で勝負している以上、結果が早く出るのは仕方ないこと。しっかり守ってくれたなって印象ですね」と野手陣に感謝。この白星で勝ち数が昨季の4勝に並んだ。「(勝ち数が)偶数なんですよ。これで止まらないように5勝目、6勝目と続けていきたい」と、21年の自己最多10勝を超えるために力投を続けていく。

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