巨人・佐々木俊輔を支えてくれる恩人は担当スカウトだった実松１軍バッテリーコーチ「また頑張って、はい上がればいいと」
５回無死、安打を放った佐々木はベンチに向かっておさるのポーズを決める（カメラ・小林　泰斗） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ＤｅＮＡ０―３巨人（１２日・横浜）

　巨人が鮮やかな先制攻撃で主導権を握り、ＤｅＮＡに連勝した。試合開始直後に１番・丸が右翼線三塁打を放つと、２番・佐々木俊輔外野手（２５）が適時二塁打。

９９秒の速攻で先制すると、先頭から６人で５安打３得点を挙げた。

　＊　＊　＊

　佐々木には苦しい時にいつも支えてくれる人がいる。勝負の年と意気込んでいた今春のキャンプは１軍でスタート。しかし「自分を見失っていた」と攻守で精彩を欠いた。キャンプ途中で２軍落ち。そんな時、担当スカウトだった実松１軍バッテリーコーチから声をかけられた。「また頑張って、はい上がればいいと。ありがたかったです」。現実を受け止め、前を向くことができた。

　昨年苦しんだ時も寄り添ってくれた。「お前の良さは野性的にいけるところだぞ」と背中を押された。「やっぱり今はコーチだけど担当スカウトだからね。

気になるし、そういうことはしないといけない」と実松コーチ。結果を残すことが近くで見守ってくれる人への恩返しになる。

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