◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(12日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日午前5時5分開始予定)、敵地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・投手」で名を連ねた。チームは17年以来8年ぶりの7連敗中だが、投打で「連敗ストッパー」としての期待がかかる。
「投手・大谷」は今季5度目の先発。日米通じて初のバースデー登板だった前回登板の5日(同6日)の本拠地・アストロズ戦では2回で今季最多31球を投げ、1安打無失点と好投し、2回には圧巻の3者連続三振も奪った。試合後には「もうちょっとカーブとスプリットを試せればよかったのかなと思ったんですけど、試合の方を優先して、スライダーで三振を取れる雰囲気があったのでアウトを優先させました」と振り返っていた。この日は2、3イニングを投げる予定だ。
「打者・大谷」は2戦連発を狙う一戦だ。前日11日(同12日)には右翼後方のマッコビー湾に飛び込む本塁打「スプラッシュヒット」で一時逆転となる32号2ランを放った。「スプラッシュヒット」が正式認定されるのはジャイアンツの選手のアーチのみだが、日本人では初めて球場外の海までかっ飛ばした。ビジター選手で2戦連続のスプラッシュ弾となれば、10年8月27、28日のA・ラローシュ(ダイヤモンドバックス)以来2人目の快挙となる。
ジャイアンツの先発は、ランデン・ループ投手(26)。昨季デビューした右腕は、今季18登板で6勝5敗、防御率3・39とブレイクしている。直近4登板は0、1、2、1失点と安定。大谷は6月14日に対戦した際に、カットボールを捉えて先頭打者本塁打を放ち、2打席目は2回ながら申告敬遠で勝負を避けられた。
◆大谷の今季の登板
▽6月16日パドレス戦(H) 1回28球、2安打1失点 最速100・2マイル(約161・3キロ)
▽6月22日ナショナルズ戦(H) 1回18球、無安打無失点、2奪三振 最速98・8マイル(約159・0キロ)
▽6月28日ロイヤルズ戦(V) 2回27球、1安打無失点、1奪三振1四球 最速101・7マイル(約163・7キロ)
▽7月5日アストロズ戦(H) 2回31球、1安打無失点、3奪三振 最速100・9マイル(約162・4キロ)
※4登板、0勝0敗、防御率1・50。Hは本拠地、Vは敵地。