◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(12日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日午前5時5分開始予定)、敵地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・投手」で名を連ねた。チームは2017年以来8年ぶりの7連敗中だが、投打で「連敗ストッパー」としての期待がかかる。
前日11日(同12日)には、右翼後方のマッコビー湾に飛び込む本塁打「スプラッシュヒット」で一時逆転となる32号2ランを放った。「スプラッシュヒット」が正式認定されるのはジャイアンツの選手のアーチのみだが、日本人では初めて球場外の海までかっ飛ばした。そしてこの日は先発投手としてマウンドに上がり、2、3イニングをメドに投げる予定だ。
スプラッシュヒット翌日に先発登板することについてロバーツ監督は「だんだん普通になってきているけど、それはクレイジー。バリー・ボンズだって海にホームランを打った翌日に投げることはなかった(笑)。本当にクレイジーで、本当にエキサイティングだね」と改めて大谷のすごさに感心していた。
史上最多762本塁打を放ち、現役時代のジャイアンツ時代にチームメートになった経験もあるロバーツ監督は「正直に言うと、バリー(ボンズ)は、私が今まで見た中で最高の打者だ。スイングがコンパクトで出塁率も高かった。(勝負を避けられて)週に3度しかバットを振らなくても3本のホームランを打つ。そんな選手は2度と現れないでしょう。最近ではジャッジやショウヘイがそのようなレベルの選手として名前が挙がりますが、私にとっては別格の選手です」と「打者・ボンズ」のすごさについて語った。この日はボンズボブルヘッド人形が来場者にプレゼントされる一戦でもある。