◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(12日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・投手、指名打者」でスタメン出場し、1点をリードした5回1死走者なしの3打席目は、見逃し三振に倒れた。投げては復帰後5登板目で最長で最多となる3回36球を投げ、1安打無失点、4奪三振の好投で降板した。

最速は99・9マイル(約160・8キロ)で8イニング連続無失点。防御率は1・00となった。

 ジャイアンツの先発は、ランデン・ループ投手(26)。昨季デビューした右腕は、今季19試合目の登板で、試合前の時点で6勝5敗、防御率3・39とブレイクしている。直近4登板は0、1、2、1失点と安定。大谷は6月14日に対戦した際に、カットボールを捉えて先頭打者本塁打を放ち、2打席目は2回ながら申告敬遠で勝負を避けられた。マウンドに上がる前の初回先頭の1打席目は一ゴロ。登板日の1打席目は5戦連続凡退となった。1点をリードした3回先頭の2打席目も二ゴロに倒れた。

 前日11日(同12日)には右翼後方のマッコビー湾に飛び込む本塁打「スプラッシュヒット」で一時逆転となる32号2ランを放った。「スプラッシュヒット」が正式認定されるのはジャイアンツの選手のアーチのみだが、日本人では初めて球場外の海までかっ飛ばした。チームは8年ぶりの7連敗中だが、今季5度目の先発のマウンドにも上がった。

 投げては初回に圧巻の3者連続三振。試合をまたいで6者連続三振という衝撃の立ちがりだった。2回は2死から四球を与えるも走者を進めず遊飛。3回は2死から初安打を許したが、2死一塁で中飛に打ち取って降板した。

編集部おすすめ