◆第107回全国高校野球選手権 静岡県大会 ▽2回戦 浜名13-0浜松北=5回コールド=(12日・島田球場)
2回戦16試合が行われ、この日に登場したシード8校はすべて勝利を飾った。
シード校・浜名の打線が爆発。
火をつけたのは6番の伊藤謙汰左翼手(3年)だ。初回2死満塁で右中間へ走者一掃の三塁打を放つと、3回には中前打。4回2死二塁では左前へ落とし、3安打4打点と大暴れを見せた。
浜松北の左腕エースを攻略した。伊藤を含むレギュラー5人が左打者で、「今年はいい左投手が多いので、対策していました」と中道誠監督(42)。外角球を逆らわずにショートの頭へ打ち返す練習を重ねており、「リラックスして打てた。練習の成果が出ました」と伊藤は笑った。
初戦突破は4年ぶり。スタンドに集まったOBの歓声に応え、「今までやってきたことが報われました」。次の市立沼津にも、打って勝つ。(里見 祐司)
☆浜名・井岡睦海主将(3安打2打点でチームも快勝)「持ち味の打力で圧倒できた。
〇…島田樟誠は天竜に6-3。背番号10の2年生右腕・加藤大翔が好投した。5回2死一、三塁で主戦の日比藤吉郎(3年)をリリーフ。5月に左足を痛めており、2安打を許すなど「満足できない」と話したが、7回以降はパーフェクトで抑えた。変化球のキレがよく、最後の打者を得意のカーブで三振に仕留めて、「投げているうちに、いつもの投球が戻った。気合が入っていました」。シード校として臨む初めての夏、今後も先輩エースを支えていく。