◆第107回全国高校野球選手権 静岡県大会 ▽2回戦 浜松工0-5御殿場西(12日・愛鷹球場)

 2回戦16試合が行われ、この日に登場したシード8校はすべて勝利を飾った。御殿場西は昨夏8強の浜松工を5-0で下して好発進した。

3回1死二、三塁で3番の名波瑛太主将(3年)が中前に先制の2点打を放つなど3安打4打点。「複数(安打)は自信になる」と笑った。6月上旬に右足首を痛め3週間離脱。焦って練習復帰しようとして竹内健人監督(32)に大目玉を食らったこともあったが無事に間に合わせた。「試合ごとに御西らしい野球を見せたい」と次戦以降も大暴れを誓った。

 〇…富士東は飛龍に2-1。劇的勝利で4年ぶりに3回戦進出を果たした。相手の1年生右腕を攻めあぐねて迎えた9回。1死二塁で1番の市川諒右翼手(3年)が「どんな球でも食らいつく」と右翼線にはじき返すサヨナラ二塁打を放った。打撃に自信を持つが、追い込まれた後はノーステップに変更して高校では初の劇的一打につなげた。ここ一番で勝負強さを発揮した切り込み隊長は「次もこういうゲームができれば」と浜松湖北との3回戦を見据えた。

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